個人ワークだとAbstractが高いのでPlantを使って無料でsketchファイルを共有する
sketchのデータ管理をDropboxだったりgithubだったり試行錯誤しながら運用していたのですが、Plantという「sketchバージョン管理ツール」がお手軽だったのでまとめてみました。
知人とデザインデータを共有して作業したかったので、サクッと導入できてすぐ稼働できたのが個人的にはよかったです。(まだベータ版)
Abstractとの違いも含めてツラツラと書いてみます。
Plantとは?
複数人でひとつのsketchファイルを共有してデザインする時に、同時にsketchを開いていても差分を簡単に反映して作業しできるツールです。
具体的な特徴としては
- 複数人でも無料プランで始められる(5人までいける)
- pluginを入れるだけで簡単に始められる
- sketchだけで完結できる
- コンフリクトの差分が視覚的で分かりやすい
ざっくり使い方
pluginをインストールすると出るツールバーでだいたいの操作ができます。
アップロードが簡単
手元で加えた変更を共有したいときは[↑]のボタンを押すとメンバーにデザインを共有できます。
メッセージで更新内容を伝えられるので共有される側は簡単に理解しやすい。
手元に変更を反映させるのも簡単
メンバーの誰かがデザインをアップロードするとツールバーの[↓]にバッジがつき、クリックするだけでメンバーのデザインを手元に反映できます。
メンバーが作ったデザインが手元のデータと変更箇所が被ってなければ、手元のデザインを残してそのまま編集を続けることができます。
ただ反映させる時プレビューが出ないので、何を変更したかはやり取りする必要がありそう。。。 まだベータ版なので今後に期待。
コンフリクトした場合は?
メンバーが変更したデザインが手元のデザインと被っていた場合は反映することができません。
そのときは反映したいアートボードを選択(もしくは修正)して、採用しない方を削除することで解決できます。
選択前
選択後
これが分かりやすくてめちゃくちゃ便利だなーと感じました。
abstractとの比較
同じバージョン管理ツールとして有名なのがAbstractですが、Plantはとにかく無料で使えるのが素晴らしいです。
Abstractは機能がしっかりしている分設定などの導入コストがかかりますが、Plantはそこら辺がなくパッと初めてすぐに共有できます。
つまづいたところ
最初にProjectを作るときは 「Plugins > Plant > New Project」からしか作れないため
他のアプリケーションと比べ分かりづらいなと感じました。
(pluginに全部収めたいという気持ちがひしひしと伝わってくる...)
まとめ
お金をかけずに個人ワークでサッと共有するにはかなりよいと感じました。
業務でも十分使えると思ったので、sketchのバージョン管理で悩んでいる方は試してみてはいかがでしょうか。